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【レポート】ポケットスタイルPC VAIO type P体験会。一目ぼれしてもらえなければ負け

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2009/01/22 

【レポート】ポケットスタイルPC VAIO type P体験会。一目ぼれしてもらえなければ負け

既に手にされた方も多いだろう……、今更レビューも糞もないと言われそうな気もするがみんぽすにより、1月10日に銀座ソニービル8Fオーパスにて開催されたソニーのポケットスタイルPC新型VAIO type P体験会に参加してきたのでそのレポートをお伝えする。

前回のVAIO type Tセミナーにも実は参加しているPS3 FANの管理人であるが(記事自体は管理人ブログにて掲載していたので見ていないという方も多いかもしれないが)、今回のセミナーも例によって参加してきたわけである。ちなみに今回も鈴木一也プロジェクトマネージャーを始めとした実際の開発者の方々が本製品の魅力、開発秘話を語ってくれる大変貴重な機会となった。ちなみに鈴木氏はtype F、type Aなどを歴任してきた方で、大きなモデルには飽きたから小さなモデルtype U、type Pを手がけたそうな。

さて、type PはCESの発表前に情報が大分リークされてはいたものの、やはり発表時のインパクトは絶大だった。そんな絶大なインパクトを生み出すキッカケとなったのが設計の目標である。


『世間の話題をかっさらい、VAIOに注目を集める!』
『スペック度外視で、みた瞬間に、欲しくてたまらないオーラを放つ!!』

スペックはさておいて、一目で欲しいと思わせた、多くの人の心を揺さぶったtype P、まずはその目標の通りの結果を残したと言えるのではないだろうか?実際、売上げは好調のようだし。

そうは言ってもこのtype P、確かに欲しくなるオーラを凄い勢いで発していた訳だが、実際のところこれは実用性に足る製品なのだろうか?

設計構想としては

・薄、軽、スタミナ、堅牢
・自慢できるスタイリッシュさ
・持ち出しやすいカタチ

といった「モバイル性能」の追求が図られた製品であるとのことだが。

サイズ自体は


「薄さ」約19.8mm(19.84mm)
「奥行き」約120mm

というように確かに薄く小さい。実はこの120mmというサイズ(持ちやすい、掴みやすいサイズ)を決めるまでには相当な紆余曲折があったようで、ちょっとした違いのサイズのモックを大量に作ったそうだ。ちなみに大きさを決めれば重さは勝手に軽くなるだろうという考えの下作られたそうなのだが、確かに標準バッテリ時最軽量時であれば588g、大容量バッテリ時最軽量であっても708gと軽くなっている。

では次にスタミナはどうなのだろうか?


標準バッテリ時4.5h
大容量バッテリ時9h

輝度を最大にしたら多分無理だろうという思いはあるものの、上記時間を達成しているという。ただ、どうせだったらそんな中途半端な時間ではなく5h、10hにして欲しいというのが一般の意見かと思う。プレゼンテーションでは仮に9.0インチだったらとの話も飛び出し、仮に9インチだったとしたら大きさを大きく長さももっと長く出来たため5h、10hを達成できたそうだ。まぁ、そうは言っても簡単にサイズを大きくすることは出来ない、実際鈴木氏はサイズは諦めなかったと強く語っている。

サイズと言えば120mmが特徴的なtype P。いわく119mmになると8インチは達成できないそうだ。それほど中にぎっちり詰め込まれているのが分かるだろうか。ちなみに基板は切り離し折りたたむことによって詰め込まれているのである。

そして次に堅牢。数値自体はtype Gを上回れなかったため非公表なのだそうだがこのサイズの中で相当頑張ったそうだ。

その他としては「一目ぼれ」する美しさを追求したというデザイン、軽い力ですっと開き、持ち運び時にはぴったりととじる構造となっているという「可変トルクヒンジ」についても語られた。普通であれば液晶がたわんでからヒンジが動くのだが「可変トルクヒンジ」であればバタバタせず、たわみを感じずに開け閉めが出来るという。

サイズ・デザインが素晴らしいことは分かったと。じゃあ実際使えるのか?というところやっぱり気になる。あのスペックでVistaはツライだろうとの声が多く聞こえるが、正直店頭モデルではつらいと思う。

文字の変換にも多少もたつくような感覚があったし、ソフトの立ち上げにも時間がかかる。それだけならまだしもXMBを採用したインスタントモードでさえも20〜30秒かかる(話では15秒程度とのことだった)。

とするとやっぱりVistaにしないほうが良かったのでは?と思うのだが、XPにしなかったのには、HDの動画構成がVistaだけということと、ドンドン小さくなっていった液晶で見やすくするためにはVistaのメイリオが見やすく最適だったから、といったところにも理由はあるようだ。 そうは言っても、やっぱりXPにも対応してほしい。いわく、将来ドライバの配布も検討しているとのことだが、現状では予定はなしということだが……。

ちなみにほんの少ししか触っていないのでそれだけで判断するのはアレなのだが、外での更新が容易かどうかという観点から述べるとすると、今回試用した店頭モデルでは例えばFlashを多用して作られたサイトを表示するのに異様な時間を要した。GameTrailers.comであればHD動画でも表示可能だったが。(ただし少し見切れてしまう)そうなると、更新の用途として利用するのはやはり向かないのかなという印象。あくまでサブ機という位置づけか。

ところでこのtype P。外でオフラインで使うことを想定して作られているのはご存知だろうか? PalceEngine、x-Radar、プロアトラス、PetaMapを利用することによってオフラインな環境でも例えばラーメン屋など周辺情報を検索することが可能なのである。これはPalceEngineという技術を利用し、周囲のスポットから位置情報を割り出し(それなりの精度がある)オフライン、GPSがない環境でも大体の場所が分かるというもの。確かにこれは便利かもしれない。ただ今の世の中携帯という便利なものがあるわけだ。PCを立ち上げて……という手間を考えれば携帯で十分だろう。実際一から起動したとなると立ち上げに1分近い時間が掛かる。まぁ、そういうわけで正直なことを述べさせてもらうと、残念ながら実用性は低そう、ということだ。ただ、PCにしか出来ない画期的な何かを生み出すことが出来れば……。

まぁ、何にせよ真のポケットスタイルPC第一号として始動したtype P


ポケットスタイルPCとは・・・本当に外で使えるPC
自慢できるデザイン
気楽に持ち運べる形状
外でも十分に使える実力

スペックにやや難ありだが、自慢できるデザイン、気軽に持ち運べる形状という観点で言えば抜群である。

ちなみに、鈴木氏いわく一目ぼれしてもらえなければ負けだそうだ。

余談だが、この体験会では最後に開発者とのセッションが用意されており、様々な議論が交わされた。その中でXMBが用意されているのだからなんかゲームみたいなのを用意しても良かったのでは?という話もあった。実際開発陣の中にもそういった話があったらしく、何か良いものはないかという流れになったので、「まいにちいっしょ」とかどうでしょうと意見しておきました。まぁ、実現することはないんでしょうけど(笑

何はともあれtype P。結局管理人は買うのかというと、更新形態等考えるとXPだったら即買いでした。ようするにそれだけ魅力的な製品ということです。なので仮に今後ドライバが配布されるならば買います。間違いなく。あのサイズであれば狭い空間でも開くことが出来るのでかなり便利なんです。でもVista。うーん……当分は様子見ですね。

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