ナナオ:FORIS.HDセミナー
PC用モニターで有名な株式会社ナナオさんのFORIS.HDセミナーが先月28日に開催されました。
まず始めにFORIS.HDとは、テレビだけでなくPC用モニタとしても使える洗練されたデザインの液晶TVです。今回はそんなFORIS.HDについて、開発マネージャーの新田氏、販売企画を担当されている北係長が語ってくれました。
FORISは、使う人の視点でのTVを世に出したいと考え、2003年にTVプロジェクトチームを発足。我々消費者が求めているものを、開発者が消費者の視点に立ってを胸に作られました。そして、出来たのが、初代FORIS.TV。
このTVのコンセプトは映像:音=1:1。
「画質」、「音質」、「機能」、「デザイン」すべてにおいて妥協のないモノ創りを目標に設計されました。
そしてそれを実現するために、国内に、石川県にナナオの全てが集まっています。これにより、我々消費者の不満批評を時間のラグなく吸収、小回り利かせて物創りに生かすことが出来、また品質の向上を即座に図れるそうです。そう、まさに純日本産ですね。
さて、そんなナナオの創るFORISは、「.TV」から「.HD」へとこの度進化したわけです。
もちろん、この進化は単純にPC用モニターとテレビをプラスした製品ではなく、そこにプラスアルファすることによって、1+1=3を実現しています。
ちなみにそのプラスアルファのひとつが、リモコン。当然全ての機器に対応しているわけではありませんが、他の機器を操作する機能を兼ね備えています。また、この製品はPCモニタの機能を兼ね備えた液晶TVなのです。ということでゲーマー的必須のHDMIも完備。どんな、インテリアとも協調が取れるようなカラーバリエーションとデザイン設計がなされています。
なんとなく、これだけ聞くとデザイン重視なTVのようにも聞こえますが、コンセプトの通り中身も、もちろん妥協はありません。
セミナーでは実機を分解しての開発者のこだわりも紹介されました。
その一つが(ぼやけてしまっていますが)この角。
デザイナー的にはこの角、本当は付けたくなかったんだそうです。しかし、この出っ張りをなくすと画面位置が上がってしまい結果としてユーザーが見上げる形となり疲れてしまう。ゆえになくなく付けたと語っていらっしゃいました。
もちろんデザイナーさんのこだわりは分かります。私もサイトのデザインをするときは(大したものは作れませんが)1pxにこだわりますから……。が、デザインよりも勝手重視の私としては、やっぱり使い勝手を重視したつくりのほうが嬉しいですねー。かなり悩ましい問題ですが……。
他にもスタンドにアルミダイキャストと呼ばれる高い素材を用いていることも明らかに。このFORIS.HDは円形のスタンドだけでささえているのですが、例えば安い素材を用いたとすると、ちょっとした振動だけでグラグラしてしまうのだとか。なので、高くともこれで強度を保っているそうです。他にも通気孔も、外からなるべく見えないようにL字にしてあったり、残念ながら見えてしまうところは黒く塗り目立たないようにといった工夫もなされています。
また、HDMIが完備されていると説明しましたが、そのHDMIの接続のハーネスが高いそう。これはHDMIの特殊な線なんだそうですが、安いものに変えると映らなくなってしまうのだとか。
そして、音へのこだわりも。スピーカーは鳴ればいい、というだけで付いているわけではありません。ただのプラスチックではなく、材質にこだわって取り付けられています。(ディフューザーも!)
と、とにかく鳴れば良い、見れれば良いのテレビではなく、本当に細かい、聞かなければ絶対に気付くことのないところまで、使う人の視点に立ってこだわって作られていることが分かるセミナーとなりました。
私自身、今後物作りの道へ進む可能性も……?あるかもしれないので、そういった開発者の細かなこだわり、気配りの重要性が聞けたというのは大変貴重な機会になったと言えます。