| ストーリー | グラフィック | 操作性 | オリジナリティ | 満足度 | ボーナス |
|---|---|---|---|---|---|
| 8 | 8 | 9 | 8 | 10 | お笑い |
ストーリー
大学サークルの面々が薬をめぐるトラブルに巻き込まれ気が付けば全員死亡というシナリオの骨格を複数のストーリーが利用しつつ、最終的に過去からのすべての因果が解かれるという重奏的なもの。 本筋に関係のない変奏的なシナリオもある。グラフィック
実写を主体にして不安感を高める極彩色を強調したアーティスティックな仕上がりで普通のシーンでさえも顔が塗りつぶしてあって、味のある異質な日常を構築していました。操作性
映画のようにも楽しめるオートプレイを重宝したのですが、108怪談や人物解説を集めようとするとオートプレイを中断せざるをえず、戻る際にはコンフィグ画面からオートプレイを選択しなおさないといけないのが煩わしかったのが残念でした。 それを除けば選択肢潰しに大変便利だったバックログ、視覚的に分かりやすいシナリオ進行表、選択肢選択のときだけストップするオートプレイなど、快適に遊べました。オリジナリティ
サウンドノベルであることを逆手に取った叙述トリックや、次回予告、地の文と音声と画像と3種の表現方法を上手くズラして情報伝達するところ、破綻のないシナリオ表など随所に工夫や細やかな心遣いが見られました。派手さはないかもしれないけど、地味に光る部分が沢山あり、独特の画面表現なども含め総じてオリジナリティは高いのではないかと感じました。満足度
一番最初のシナリオは正直言えばトホホだったんですが、青の展開は感心、黄とピンクは声優さんに感動、紫で感服しました。 最初は気持ち悪いだけにしか感じなかった画像も、次第にアーティスティックに感じるようになり、癖になります。映画化されるそうですが、この画像世界を貫くのでしたら是非見たいですね。1セッション、オートプレイで放置すると1時間ちょいぐらいで終了するので、連続ドラマ感覚でやり込みするのにもちょうど良かったです。全ラストコンプリートまでは30時間は軽くかかるし、楽しめると思います。 最初のシナリオは正直ありきたりであったり消化不良であったり何度もやってみようという魅力に欠けるように思えるかもしれませんが、全体を通してそこが一番つまらない箇所であって、あとになればなるほど面白くなっていきます。特に本編からはすっかり離れてしまった紫シナリオに真骨頂があると思いました。

